こんにちは、たき子です。
南の島好きのたき子はいつか南太平洋の島々を旅したいと思い続けてきました。
長年勤めていた会社を退職したタイミングでその夢を実行に移したのはもう20年以上も前のこと。
4ヶ月間に及ぶ南太平洋一人旅の回顧録その⑧はサモアから移動してクック諸島です。
クック諸島とは
クック諸島は、ニュージーランドと自由連合形態をとるニュージーランド王国の構成国の一つでキャプテン・クックの名前にちなんで付けられた諸島です。
フィジーの東に位置し南北に島が点在しています。
よって緯度は日本の北海道から九州ぐらいまで幅があるけど最南端が南回帰線だからやはり南国よね(北半球でいうと台湾が北回帰線を通過してるものね)。
この辺りで他に行ってみたい国としたら親日国のトンガ王国があるのだけど、悩んだ末トンガは行かなかった。
トンガって虫を食べる文化があるって聞いて。
好意で芋虫を出されるようなシチュエーションになっても絶対食べられない、それだけは無理だって思ったのよね。
クック諸島を選んだのは以前沖縄で仲良くなったカメラマンをしている友人のオススメだったから。
ちなみにタヒチはすごく行きたかったし、クック諸島まできているならあと少し(クック諸島の東)だったんだけど、有名なリゾートの国だから宿がすごく高くて諦めた。
ラロトンガ島からアイツタキ島へ
クック諸島へはフィジーから飛行機。
まず到着したのはクック諸島の主島ラロトンガ島。
ラロトンガ島は戦場のメリークリスマスが撮影された島なのだそう。
そもから目的のアイツタキ島へ移動したの。
アイツタキ島はクック随一の美しいラグーンがある島。
飛行機の窓から見るラグーンがもう既にきれいすぎる!!
アイツタキの宿はこれまでで一番快適。
土足じゃないしキッチン付きで食器や調理器具も完備されている。
おまけにダイニングテーブルや冷蔵庫、ティーメイクセット、バスタオル、石けんまである。
そんなの普通じゃないかって思われるかもしれないけど、普段は中の下か下の上クラスの安宿専門だからこんなに快適な宿にはなかなか泊まらないんだよね。
ちなみにここもアイツタキで一番高いホテルの1/10位の宿泊費。
しかも宿の前は海で、オーナーは親切。
バナナやタロイモやココナツなんかをいろいろくれた。
ここでもらったバナナがこれまで食べたことないバナナ!
オレンジ色で甘酸っぱくてバナナなのにフルーティ。
フルーツなのにフルーティって言い方ヘン?
でもそんな感じなんだよね。
爽やかな酸味がほんと美味しいバナナだった(๑´ڡ`๑)
夜中の音の正体は
そんな快適な宿なんだけど、ある夜電気を消すとカサコソ音が。。。
うわぁ、またネズミ!?
まいったなあ、そうだ猫がいたから明日の夜には猫をつれこもうかな
。。。そうだ猫!その手があった!
ニャーニャー ニャーニャー
猫の鳴き真似をしてみたんだけどいなくならないんだよね
あー、もうどうしよう
そうだ、猫は蚊取り線香を嫌うかも
蚊取り線香をつけようと電気をつけると。。。
ん?意外と小さい?
眼鏡をかけてちゃんと見ると、あの歩き方は。。。ネズミではなくカニだった。
アイツタキでの過ごし方
アイツタキではレンタサイクルを借りて毎日海まで行ったり買い物をしたりしてた。
低気圧の後にはマンゴーが落ちて拾って帰ったりね。
マンゴーは未成熟だったみたいで酸っぱくて青臭くてとても食べられなかったからジャムを作ってみたらすごく美味しいジャムになった。
キッチンがあると便利よね。もらったココナツをフレークにして煮込んでココナツミルクでペンネを絡めて食べたり自炊も楽しんだりして過ごしたのよ。
ここはアイツタキのMaungapっていう山の山頂↓↓
山って言っても標高124mだから15分くらいで登れちゃう。
この頃、食べごろのココナツを探して食べるという技術を身に着けてこの山頂でも拾って食べた。
現地の男性はちょっとした金具があれば力技で殻の外側の分厚い部分を一気に剥がすけどそんな荒技か弱いたき子には無理だから、どうしたかというと繊維状の部分を根気よく毟るわけ。
むしって硬い殻を丸裸にするには小一時間かかるんだけど時間だけはたっぷりあるから(≧∇≦)b
殻が現れればあとは楽勝!
てっぺんに殻の薄い部分があるからその部分に穴をあけて中のココナツジュースをまず飲むの。
よく丸いココナツにストローを射して飲んだりするけど、ちょうどストローが入るぐらいの穴なんだよね。
たまにくさっているのがあって、せっかくここまで毟ったのにガッカリっていうこともある。
中のジュースを飲んだら後は硬い殻を割って白い実を食べるんだよね。
大きめの石があればパッカーンって割れるから。
キレイに2つに割れればカップにすることもできますよ〜♪
ラグーンクルーズへ
クック諸島を語るのに欠かせないのは海。
ラグーンの美しいアイツタキでその素晴らしさを教授するにはラグーンクルーズが一番。
ラグーンクルーズに参加した日は最高の天気で素晴らしい海だった。
船で通過する海の色がエメラルドグリーンとブルーにはっきりくっきり分かれるその鮮やかさはこれまで見た中でも一番。
上陸したワンフット島はホワイトサンドが広がる無人島。
ここでランチを食べたり船からシュノーケリングしたりしてアイツタキの海を満喫しました。
クック諸島はタヒチやフィジーのような華やかさはないけど、その分静かな時間と海の美しさは格別です。
クック諸島を訪れる際にはぜひアイツタキまで足を延ばしてくださいね!
もちろん満点の星も!
マゼラン星雲を初めて見ました。
以上、クック諸島を後にして次の国へと向かいます。
4ヶ月の南太平洋アイランドホッピングは日程の半分を過ぎました。
今回は平和な感じでしたね!
そうそう毎日ハプニングやアクシデントに見舞われていたわけではないので、念のため(*´艸`)