続おばちゃんDAYS

元給食調理員、現販売員たき子のオオサカのおばちゃんブログです。大学生の息子との二人暮しを楽しんでます

フィジー「コーラルコースト」南太平洋アイランドホッピング回顧録②

こんにちは、たき子です。

 

南の島好きのたき子はいつか南太平洋の島々を旅したいと思い続けてきました。

長年勤めていた会社を退職したタイミングでその夢を実行に移したのはもう20年以上も前のこと。

4ヶ月間に及ぶ南太平洋一人旅の回顧録その②です。

 

 

 

 

 

コーラルコーストへ

ビーチカマーの次に向かったのはビチレブ島の南の海岸線にあるコーラルコーストと呼ばれる地区。

コーラルヴィレッジ・ビーチリゾートという宿を手配してもらい、ローカルバスでコーラルコーストへ向かいました。

フィジーでは電車がないので移動はタクシーかバスなんですよね。

 

違うバスに乗っちゃった?

旅行会社のスタッフに早く早くと急かされ乗ったバスなのに、どうやら目的地で停車しないらしい。

マジですか?

隣の親切な女性がバスの運転手さんに話をしてくれたんだけど、「Don't worry」と言い残して下車しちゃうし不安はつのるばかり。。。

 

無事ホテルに着くんやろか?

ドントウォーリーって。。。ドントウォーリーって心配すなってことやんね!?

なんでたき子を置いて降りちゃうのよ~!

プリーズ、カムバーーック( ;´Д`)

 

ドキドキしながら乗っていると、女性の交渉のおかげで?予定外の所で停めてくれて無事チェックインすることができました。

あーよかったあ(´・_・`)

 

まさかの盗難?

コーラルコーストの宿もドミトリー。

たき子が泊まるのは基本安宿なんだよね。

イギリス人の若い男女4人組と同室になったのはいいんだけど、夕食後部屋に戻るとリュックに取り付けてあった南京錠が壊れていた。。。( ゚д゚)

同室のイギリス人に壊されたのかスタッフかやったのか、最初から壊れていたのに気づかなかったのか。

調べてみると入れておいたお金が100ドル少ない気がする。

でも盗られた確証がないし、そもそも貴重品を鞄に入れっぱにしていたたき子がアホや( ;∀;)

少額だったしね、いい教訓になった!

 

この時から、貴重費を持ち歩いたのはもちろん、使ったお金は毎日チェックし手持ちのお金を把握しておくようになりました。

そして確信はないけど一緒の部屋にいるのは落ち着かないので部屋を替えてもらったんだよね。

 

ナンパ男に要注意

移った部屋にはオーストラリア留学中の日本人の女の子がやって来て仲良しに。

彼女と遊んでいるとフィジアン(フィジー人)が声をかけてきて木になっているフレッシュなココナツと落ちているヒネたココナツを食べ比べさせてくれました。

 

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留学生(左)と親切なフィジアン(右)

 

中にはこうした下心のない親切なフィジアンもいるけど、圧倒的に多いのはナンパヤロー。

とにかくナンパしてくる。

特に一人旅だと知るとガンガン来る( ゚д゚)

ロブスターや貝や魚がたくさんいる場所に連れてってあげるよ、ココナツも食べさせてあげるよ、って食べ物で釣ろうとする(*´艸`)

 

ある時ナンパしてきたラガーマンのトニーは「キスしよう」って何故か日本語で話すんだもん( ̄▽ ̄;)

唯一話せる日本語が「キスしよう」ってそれおかしくない!?

断っても断っても、一緒にビーチを歩こう、今夜村へ踊りにおいでなどなどなかなかしぶとい。

日本に恋人がいると言っても「自分はフィジーの恋人」だとぬかす。

 

ひと夏のアバンチュールを楽しみたい人にはいいかもしれないけど出会ったばかりの男にホイホイついて行くなんて怖いやん?

それに大和撫子たるものそうそう異国であれやこれやできないよね〜。 ←何だ、あれやこれやって(*´艸`)

まあ好奇心はほどほどにしておいたほうが賢明だ!

 

困るのは相手がただの親切か下心があるかわからない事なんだよね。

せっかく親切にしてくれる人に対してもまず疑ってかかるようになっちゃうなんて寂しいじゃない。

そんなナンパ男は面倒だけど子どもは例外なく可愛いわ。

ビーチにいると子どもがうようよ集まって懐かれたりするよ。

 

初めてのカバ

このコーラルコーストの村では初めてカバを飲んだの。

 

カバ(Cava)は南太平洋を旅するときには欠かせない文化。

カバ(別名ヤンゴーナ)とは南太平洋一帯に生える胡椒科の木の事で、カバの木の根を乾燥させた物を水の中で絞り出してカバの儀式として飲むんだよね。


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絞り出したカバの汁はタノアっていう洗面器に脚がついたような型の大きな木の器にたっぷり入ってて、ココナツの殻を器にして飲むんだけど儀式だから作法があるの。

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土産で売られているミニチュアのタノア

 

お目付け役の人からカバを差し出されたら手を2回たたき「ブラ」と言って右手で受け取りお目付け役の人が1回手をたたいたカバを一気飲み

器をかえして3回手をたたいてビナカ(ありがとう)」とお礼を言うんだよね。

そしたらお目付け役さんはまた次の人へ。。。って感じ。

 

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器はずっと使い回すし素手で絞って素手で汲んで。。。神経質な人には向かない儀式だわ(*´艸`)

 

カバの味は

カバは木の根の絞り汁なので見た目は泥水。

これといった味はなくて鎮静作用リラックス効果があるらしい。

舌が痺れる人もいるらしいけどたき子は感じたことはないわ。

 

市場では乾燥させた根や粉末が売られてて、こっちではとってもメジャーな飲み物なの。

カバの儀式はツアーなどでヴィレッジに行くと体験できるわ。

体験ならライトに飲めるけどヴィレッジにどっぷり関わるとなかなかヘビー。

フィジアンはとにかくカバ好きでガブガブ飲むのよね。

飲み出したら長いし夜遅くまで飲んでるから付き合うと何杯も何倍も回ってきてお腹ちゃぽちゃぽになるよ。

 

 

弄ばれた?純情

ナンパヤローをあしらったりカバを飲んだりして過ごしたある日、宿の近くのヴィレッジでヴィリに出くわしたの。

ヴィリっていうのは宿で働いている若い女性。

自分の家へ遊びに来いと言うのでついて行ったのだけど、ヴィリはおもむろに手をつないできてギョッとした。

日本でも仲良しの女子中学生が手を繋いで歩いたりするけど大人は手を繋いだりしない。。。文化がちが~う!

 

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たき子を家に連れてったヴィリは、ジンを飲もうと言うの。

ご馳走してくれるのかと思ったら「買って」と。

え?たき子におねだりしてる?

断ると、今度はたき子のウォークマンを羨ましがって、日本に帰ったらウォークマンを送ってくれとおねだり。

 

。。。これってたかられたんだろうな、ジンもウォークマンも。

ヴィリは盗難騒ぎの時に相談に乗ってくれて部屋を変わるようオーナーに口をきいてくれた親切な女の子だと思っていたのに。

私たち仲良しよね♡みたいに接してくれていたのにまさか下心つきだったとは(/_;)

その後、チェックアウトする別れ際までヴィリは「 Don't you remember!」と笑顔でウォークマンを送ってねアピールしていました。

こうしてナンパヤローよりヴィリにたき子の純情を弄ばれた気分でコーラルコーストを後にしたのでした。。。

 

以上、コーラルコースト編でした。

コーラルコースとはビチレブ島で一番美しいと言われているだけあって海がキレイで星空が素晴らしい所。

天ノ川もくっきり、流れ星もバンバン。

そして憧れの南十字星を生まれて初めて見た!!

 

たき子はこの後fフィジーの離島へ向かいます。

次回は楽しくもなかなかハードなカンダブ島でのステイホーム♪ではなホームステイですので良かったらまた遊びに来てくださいね(^.^)/~~~

 

 

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