こんにちは、たき子です。
年末にフィリピンの小島カオハガン島の写真展の記事をアップしたときに書いたように、たき子は8年程前カオハガン島に息子と訪れているの。
その時の回顧録がこれ↓↓
この回顧録には書いてなかったんだけど、数年後もう一度息子と再訪しているの。
そこで今回は、前回書かなかったカオハガン再び、の回顧録です。
カオハガン島とは
その前に、前回の繰り返しになるんだけどカオハガン島の基礎知識から。
カオハガン島は、フィリピンのセブ島沖にある小島で大きさは周囲2キロ足らず(東京ドームほど)。
1991年、この小さな島をが崎山克彦さんという日本人が買ったのよ。
住民を追い出し一人で住むこともできなくはなかったそうだけど、崎山さんは共存を選択。
以来、医療や子どもたちの教育、また、それまで自給自足で暮らしていた島民にカオハガン島を訪れる観光客のガイドなどの仕事を整備し、カオハガンキルトと呼ばれるキルト作りを女性たちの仕事として指導するなど島民たちの経済的自立を支援されてきて、2017年実務から引退、後継者に託しておられる。
また、1995年にはNGO「南の島から」を設立。
会費から高校進学の奨学金を提供しているのだそうよ。
なぜカオハガンへ?
たき子は、ずいぶん昔、崎山さんの著書「何もなくて豊かな島ー南海の小島カオハガンに暮らす」を読んでいたんだ。
やがて息子が生まれ成長し、野球漬けの息子と旅行のチャンスが訪れた時、旅行先の候補は大好きな南の島。
それならハワイかグアム?
。。。。。う~ん、何か違う。
いわゆるリゾートじゃなくて、もっと素朴な場所はないのかと考えた時に思い出したのが「何もなくて豊かな島」の本だったんだよね。
そして前回一度目に訪れたのが小学校高学年の夏休みのこと。
二度目は中2のお正月。
翌年は受験が控えてたし、普段は野球づけなのでお正月ぐらいしかまとめて休みが取れなかったのよね。
高校に入学して高校野球が始まればもっと旅行などできないと思い、息子とのこれが最後の旅行になるかもしれないと思って奮発したんだよ。
さあどこへ行こうと考えたとき二人ともやはり海が好きなので海かな、そうしたら冬だから海外へ行くしかない。それなら前回行ってとても楽しかったし勝手知ったる感じのカオハガン島が良いなということになったの。
円安の影響で海外旅行には厳しかったし、しかもお正月料金で飛行機代はバカ高くて(カオハガン島の宿泊料は通年変わらず)目を剥きそうな金額だったけど、清水の舞台から飛び降りたわ。。。
前回は日記風に時系列での回顧録だったのですが今回は項目に分けてお届けしたいと思います。
まずその①は、カオハガンに再訪した日のハードな体験からです♪
実は台風が発生していた
お天気がイマイチ。セブ島は雨。
この写真はセブ島からカオハガン島に向かう船底。
雨が降ってきたので船底に入れてくれたのだけど、これが辛かった。
確かに雨風は凌げるけど、狭さとエンジン音と暑さとガソリンの匂いに閉口した過酷な小一時間だった。
息子が手に持っているのはバット。
IKEA で買った手動式の懐中電灯が大活躍。
船底に水が溜まってくるのを見たときはちょっと命の危険を感じたけど雨が溜まっただけだったみたい(*´艸`*)
やっと島に着いたのは夜中。
雨で足元がズブズブになりながら母屋に歩いて行く
残しておいてくれていた夕食を食べる。
椰子の木で作った椅子で丸まって寝ているのはオーナーの犬。
この島のオーナー崎山さんの奥さんじゅんこさんが話してるのを聞いてこの雨は実は台風だったんだと知る。
えっ?たき子たち台風の中を船で来たの?
日本を出た時には台風は発生していなかったのにさすがに台風のメッカだわ。
台風ってフィリピン沖で生まれることが多いから不思議ではないんだけど生まれたての台風に遭遇してしまったってことなんだろうね。
ロッジの中は暴風警報
ロッジへ入り、やっと一息ついたと思ったけどそうはいかなかった。
カオハガン島の家屋は非常に風通しが良すぎるので部屋の中は暴風警報状態。
熱帯なのに寒くって、遭難して山小屋に避難した二人のように息子と身を寄せ合ってシーツに潜る。
ベッドカバーも頭から被せやっと暴風雨からしのぐことができ少しだけ落ち着いた。
息子はこの風の中爆睡していたけれどたき子は眠れやしなかったわ。
だってずっとトイレ行きたかったのに(トイレは外)雨風が強すぎてロッジの戸を開けて外に出ることすらできなかったんだから^^;
夜半台風が通過するとピタリと風が止み、やっとほっと一息ついたのよ。
翌朝は巨大アリ
翌日は一転して穏やかな空と海。
だけど部屋の外に大量の巨大なアリが歩き回っている。
どうやら本来木の上に住んでいるアリが台風で行き場を失ってウロウロしていたらしい。
なんかえらい時に来てしまったんでないかい?たき子たち。
だけど、他のロッジでは窓が飛ばされた人もいるらしいからまだマシだったのかな。
窓を飛ばされた人が
「いやーすごい台風だったなぁ大気圏に突入したみたいだったなぁ」
と語るのを息子が聞いて「あの人大気圏突入したことあるんかな」とボソリ。
以後、彼は私たちの間で密かに“大気圏突入さん”と呼ばれることになるのだった。。。
次回はカオハガンの食事などの様子を書く予定です♪
よければまた遊びに来てくださいね♡
なお、カオハガンについて最新の情報や詳しい情報は【カオハガン島オフィシャルサイト】を、訪れる方法や費用などについては【株式会社アイランズブルー】が日本での予約や問い合わせ窓口ですのでそちらをご覧ください。
なお、宿泊せずセブ島からの日帰りツアーなどでカオハガン島へ訪れる場合は上記以外の方法もあることをお断りしておきます。