こんにちは、たき子です。
たき子は生まれも育ちも大阪のナニワっ子。
半世紀以上大阪に住んでるのに、まだまだ知らない事がいっぱいだと思わせてくれるお菓子に出会ったの。
高麗橋の老舗和菓
それが北浜の高麗橋にある菊壽堂義信の高麗餅。
写真左からゴマ、こし餡、抹茶、白餡、粒あん5個セットで700円。
小ぶりのお餅5個で700円は高いと思われるかもしれないけどそれだけの値打ちはある。
モッチモチの軟かいお餅を餡でくるんだシンプルなお餅なんだけど、食べてビックリ!
え!なに!?この圧倒的な餡子の美味しさ!!
文句なしにうまい!
口の中でサラサラと溶ける餡子は甘さ超控えめで、豆の美味しさが引き出されている。
なんでもこの高麗餅は、60年位前に先々代が「うちで使ってるあんこをそのまま食べてもらえるお菓子を」と考案した商品で、高麗餅という名前は歌舞伎役者の8代目松本幸四郎さんが命名したのだそう。
これは過去食べた和菓子の中でも一二を争う銘菓!
どこに出しても恥ずかしくないと断言できる大阪の誇れるお菓子やわ。
なんで今まで知らなかった、たき子!
いや、まだ遅くない。
間に合ったことに感謝しよう♡
高麗餅はお持ち帰りできるし店内でもイートインできるよ。
苦味ばしったお抹茶と共にいただいたら最高だろうなあー!
全てが仰々しくない居心地の良い店
菊壽堂義信は、天保年間創業の和菓子の老舗で今の店主さんがなんと17代目。
暖簾もないからうっかりすると見落としてしまいそう。
落ち着いた雰囲気ながらも老舗にありがちな敷居の高さを感じさせない店内はとても居心地が良い。
店構えや店内、見本ケースに至るまで全てが仰々しくない。
注文の多くはお茶席なんだって。
この「梅干し」というお菓子も看板商品。
名前通り梅干しそっくりだけど、梅干しを使っているわけではなく白餡を羊羹で包んでいる。
食べてみたいけど、小10個入が2700円かあ。。。
予約販売で菊壽堂義信のお菓子の中では唯一日持ちするのだそう(1週間)。
善哉も超甘さ控えめ
店内では善哉、お汁粉、高麗餅、お抹茶お菓子が食べられる。
たき子がいただいたのは善哉。
あ、地方によって違うみたいだけど、大阪で言う善哉っていうのは粒あんが入ったやつで、粒がないのはお汁粉ね。
善哉はめちゃめちゃあっさりしたお汁に焼いたお餅が2つ浮かんでおり底には粒あん。
高麗餅よりさらに極限まで甘さを控えている大人の味。
甘味が苦手な男性にも喜ばれるかもだわ。
北浜の気になるスポット
高麗餅を手に提げぶらぶら土佐堀通りを歩いていると素敵なカフェにも出くわした。
石造りが素敵な北浜レトロ。
ケーキが美味しそうだし、メニューにはアフタヌーンティーなどもある人気のオシャレカフェみたい。
今度入ってみようー。
他にこんな物もあったんだ、と初めて知ったのが大阪商取引所ビル。
車や自転車で通り過ぎてて気づかなかった。
これはあのディーン様が一躍その名を知らしめた五代友厚様じゃありませんか!
大阪商取引所ビルには飲食店も入ってての1階には大阪屈指のイタリアン名店とされるポンテベッキオが入っているらしい。
ポンテベッキオも噂に聞くだけでたべたことないんだよねー。行ってみないと!
オフィス街だと思っていたけど北浜激アツだわ!
菊壽堂義信へも再訪したいし北浜攻めちゃおうかな〜!