こんにちは、たき子です。
暑くなってきましたね!
こんな時には煮物より、はっきりした味の炒め物が食べたくなってしまいます。
レシピ『鶏と夏野菜の豆鼓醤炒め』
《材料》2~3人分
鶏モモ肉 1枚
インゲン 10本
オクラ 1パック
ピーマン 4個(しし唐でも可)
にんにく 1片
しょうが 大さじ1(みじん切り)
豆鼓醤 大さじ1
豆板醤 小さじ1/2
醤油 大さじ1
酒 大さじ1
砂糖 ひとつまみ
水溶き片栗粉 大さじ1/2
ごま油 適量
塩胡椒 適量
油 大さじ2
《作り方》
①片栗粉を水で溶いておきます。
にんにくとしょうがはみじん切りにし、鶏モモ肉は小指くらいの形に切り塩胡椒します。
野菜も全て小指位に揃えます。
インゲンはヘタを切除いて4㎝ほどに切り、オクラはヘタを切り斜めに半分に、ピーマンはヘタと種を除き縦に6等分位に切ります。



②フライパンに油を熱し鶏肉を炒めます。
表面の色が変わればしょうがとにんにくを入れ、さらにインゲンを入れ、1~2分炒めます。
③ピーマンを入れさらに炒めます。
全ての材料がほぼ炒まればオクラを加えます。
④豆鼓醤と豆板醤を入れ少し炒めたら、醤油と酒、砂糖も入れ味を整えて最後に水溶き片栗粉でまとめ、ごま油を入れれば完成です。
豆鼓醤とごま油の香りが食欲をそそります。
濃いめの味なのでご飯に合いますよ〜♪
もちろんお弁当のおかずにもぴったりです。
スタミナたっぷりですが夏野菜もたっぷり!
中高生男子に喜ばれること請け合いです♪
豆鼓醤で食欲アップ
豆鼓醤(トウチジャン)は、大豆を発酵させた中国の調味料です。
日本の浜納豆に似た味で、豆板醤のように辛くはありません。
旨味が多いので、小さじ一杯ほどの豆鼓醤を加えるとコクと旨味がアップして、いろんな中華料理が本格的な味になります。
私は麻婆豆腐や回鍋肉の味の決め手の調味料として重宝しています。
パワハラ職場で手を差し伸べてくれたのは中国人
このレシピ自体はオリジナルだけど元があります。
(ちょっと自分語り入ります。うっとおしいと感じる人はスルーしてね♪)
以前パートで働いていた会社でパワハラを受けたことがありました。
仕事は同年代の女性社員のサブだったのだけど、何が気に入らないのか転職1日目から最小限の業務支持以外は徹底的に無視されました。
よく観察するとその社員は人への接し方を2通りに分けていて、自分の気に入った人には猫なで声で接し気に要らない人に対しては冷たくあしらっていました。
周りの皆は彼女を腫れ物扱いしており見て見ぬふりしました。
休憩中も孤立無援で針のむしろのような毎日だった中、唯一声をかけてくれたのが一人の中国人の女性でした。
その中国人の女性は、あの社員はああいう人だから気にしてはいけないと励ましてくれました。
ある日家に招いてくれて食べさせてもらったのがいんげんと肉の豆鼓炒めで本当に美味しいと思いました。
作り方は聞かなかったけど、いんげんにオクラとしし唐を加え、肉を鶏にして再現したのがこの献立です。
あの時の感謝の気持ちは忘れられません。
唯一救いの手を差し伸べてくれたのは多くの日本人社員ではなく中国人女性でした。
だからたき子は中国の悪口は言わないし書きません。
中国の国家が好きなわけではありません。
過去の天安門事件といい、現在のウイグル族に対する虐待といい国家のしている事には目を覆いたく事がたくさんあります。
だけど悪いのは国家であり個人ではないと思っています。
当たり前の事だけど善人もいれば悪人もいます。
中国人にも日本人にも。
それを一括にして日本サイアクと言われたらたき子だってやはり気分が悪いです。
パワハラ職場の件ですが、中国人女性の励ましもあり頑張ろうかと思ったけど、ストレスマックスで結局職場を去りました。
あれから十数年、彼女は今頃どうしているのだろうと、この料理を作るたび思い出します。