続おばちゃんDAYS

元給食調理員、現販売員たき子のオオサカのおばちゃんブログです。大学生の息子との二人暮しを楽しんでます

無知なおばちゃんがSDGsについて考えてみた②「関心を持ったきっかけ」

こんにちは、たき子です。

 

無知なおばちゃんが持続可能な社会を作るための開発目標SDGs(エスディジーズ)について考えてみたシリーズの第2回目は「関心を持ったきっかけ」よ。

 

 

 

関心が物から体験へ

最初のグーが何だったのかは正直言ってよくわからない。

 

デパートを買い占め毎日素敵な物達に囲まれればさぞ幸せだろうなって20代の頃は思っていたんだけどね。

だけど、いつしか関心は物から体験へとシフトチェンジしていった。

物はやがてゴミになるけど体験は人生の財産になる。

稼いだお金は服装飾品ではなく南太平洋の島々を放浪するなど、もっぱら旅に費やされることになったんだよね。

 

何もなくて豊かな島の体験

以前、何もなくて豊かな島カオハガン島を旅した記事を書いたけど、カオハガン島の人々は物は少ないのに豊かな暮らしをしているように思えたわ。

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そういう暮らしを見聞きし体験するうちに本当の本当の豊かさってどこにあるんだろうという思いが蓄積されていったのかもしれない。

 

映画「100日感のシンプルライフ」

最近では映画「100日間のシンプルライフ」を観たのも刺激になったなあ。

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「100日間のシンプルライフ」は、全ての持ち物を手放した主人公が1日に1つずつ物を取り戻す過程の中で本当に大切な物に気づくというストーリーよ。

本当に大切は物って実は少ししかないんだと気付かされる映画だったわ。

 

ムヒカ元大統領のスピーチ

そんな時に知ったのが元ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカ氏のスピーチ。

2012年6月、ブラジルのリオデジャネイロで行なわれた「リオ+20 国連 持続可能な開発会議」の中の演説を抜粋してみるね。


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もしドイツ人がひと家族ごとに持っているほどの車をインド人もまた持つとしたら、この地球はどうなってしまうのでしょう?

私たちが呼吸できる酸素は残されるのでしょうか。

 

人類は今消費社会をコントロールできず、逆にその強力な力に支配されているのです。

余計なものを買うために、もっともっとと働いて人生をすり減らしているのは、消費が「社会のモーター」となっているからです。

消費が止まれば経済がマヒしてしまい不況というお化けが我々の前に姿を現します。

しかし今この行き過ぎた消費主義こそが地球を傷つけ、さらなる消費を促しています。

今の社会は1000時間もつような電球は作ってはいけないのです。本当は10万時間、20万時間ももつ電球はあるのに、そんなものは作らない。なぜなら我々は、もっと働き、もっと売るために「使い捨て文明」を支える悪循環の中にいるからです。

 

石器時代に戻ろうとは言っていません。
このままずるずると消費主義に支配されるわけにはいかない。私たちが消費主義をコントロールしなければならないと言っているのです。これは環境問題ではなく明らかに政治の問題なのです。

 

貧しい人とは少ししかものを持っていない人ではなく、もっともっとといくらあっても満足しない人のことです。

大切なのは”考え方”です。

私の発言はみなさんを怒らせるかもしれない。
しかし気づかなくてはいけません。

“水問題”や”環境の危機”がことの本質ではないということです。

見直すべきは我々が築いてきた文明の在り方であり、我々の生き方です。

 

ムヒカ元大統領のスピーチ全文書き起こしを 紹介しているサイトがあるから良ければ見てみてね♪

 

Nスペ2030未来への分岐点

ムヒカ元大統領の言わんとしている事には感銘したものの、具体的に自分の行動が他者にどういう影響を引き起こしてるかはまだピンときていなかったの。

だけど、それを具体的に突きつけられたのが少し前に放送されたNHKスペシャル2030未来への分岐点(2)「飽食の悪夢〜水・食料クライシス〜」だった。


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番組では食料や水の偏りを取り上げていて、

例えば1kgの牛肉を作るためには6〜20kgの穀物が必要で、さらにその穀物を育てるために風呂桶77杯分もの水が必要いるのだと試算されていた。

また、1本のワインを作るために必要な水は652.5㍑にも及ぶのだとか。

 

その水がすべて潤沢な降雨の恵みからもたらされるものなら良いけれど、例えば干ばつが起きた南アフリカではワイン生産のために水の囲い込みを行っているのだそう。

ワイン1本を生産するためにスラム街の人が必要とする2週間分の水が使われ、私たち先進国はこうして輸出されたワインを消費することで間接的に水を輸入している。

 

この一片の肉、一杯のワインがもしかすると世界のどこかの人々の暮らしを圧迫してるかもしれないなんて世界レベルで考えたことがなかった。

そんな事知らなかったというとそれまでだけど、知ってしまうと肉やワインを嬉々として食べているだけで良いのだろうかという気になってくる。

環境を守るために理想的な肉を食べる量は100gの肉を週一回。。。ううむ、なかなか厳しい試算だわ^^;

一度豊かさを知ってしまうと手放すのは至難の業ね。

それでも何か自分にもできることはないのかななんていうもやもやした感情があって、それはまさしく『世界は繋がっているから他人事ではなく考えてみよう』というSDGsの理念と合致したってわけ。

 

だけどいったい何をどうすれば良いの?

次回は、そんな取っ掛かりを求めるたき子がSDGsの考え方を疑似体験できるカードゲームのイベントに参加した時の事を書く予定なのでよければまた遊びに来てね♪

 

サイゼリヤのカリッとポテト

今回のちょい食べはこちら。

サイゼリヤのカリッとポテト税込み250円。


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ポテトフライなんだけど、マクドの細いやつではなくケンタの太めスティックでもないサイコロタイプ。


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これが本当にカリッとして、ヘニャヘニャになりづらくてとっても美味しかったのよ。

ポテトフライといえばスティック型か串切りか波々ウエーブという固定概念を変える画期的な形状。。。なんて言うと大げさだけどちょいとハマりそうなサイゼリアのカリッとポテトでした♡