続おばちゃんDAYS

元給食調理員、現販売員たき子のオオサカのおばちゃんブログです。大学生の息子との二人暮しを楽しんでます

無知なおばちゃんがSDGsを考えてみた③「カードゲーム2030 SDGs体験会」

こんにちは、たき子です。

 

SDGsという言葉すら知らなかったおばちゃんが持続可能な社会を作るための開発目標SDGs(エスディジーズ)について考えてみたシリーズの第3回目は「カードゲーム体験会」よ。

 

 

前回お話ししたように、遅ればせながらSDGsという活動を認知したたき子だけど、いまいちピンきていなかった。

そりゃあそうよねー。

ネットで検索してただけで「おお!それは素晴らしい!!私もがんばるぞー」なんて突っ走れるほど素直な性格じゃないわ(*´艸`*)

 

で、SDGsは気になるものの取っかかりもないしどうしたものかと思っていた時に見つけたのが「持続可能な未来をカードゲーム体験からシンプルに楽しく学ぶ」という体験セミナー。


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社会法人イマココラボが開催しているこの体験セミナーに参加してみることにしたの。

 

カードゲームSDGs体験セミナー

体験セミナーが開催されたのは新大阪駅近くの会議室。


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大学生から社会人までの男女15名ほどが集まっていたわ。

職場でSDGsを取り組むことになって学びに来たグループ3名以外は、たき子のように個人的に関心を持って参加したようす。

隣の男性も「自分には妻子がいるし特に子どもには少しでも良い未来を受け渡してやりたい。SDGsは最近よく電車なので目にするが何のことかわからないので勉強のために参加した」ということだった。

 

カードゲーム2030SDGsの概要

「カードゲーム2030 SDGs」はSDGsの17の目標を達成するための道のりを体験するゲーム。

さまざまな価値観や違う目標を持つ人がいる世界でどうやってSDGsの壮大なビジョンを実現していくのかを考えるヒントっていうのかな。

SDGsの目標をひとつひとつ細かく勉強するためのものではなく「なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか」、そして「それがあることによってどんな変化や可能性があるのか」を体験的に理解するためのゲームで、3年間で20ケ国15万人以上が体験してるんだって。

 

まずSDGsの概要を簡単に説明受けた後カードが配られた。


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ゲームのルールは簡単に言うと、与えられたお金と時間を使ってプロジェクト活動を行うことでゴールを達成するというものよ。

 

達成すべきゴール

設定されたゴール(個人の目標)は5つ。

 

1.大いなる富(お金)

2.悠々自適(時間)

3.貧困撲滅の賢者(社会活動家)

4.環境保護の闘志(環境活動家)

5.人間讃歌の伝道師(アーティスト)

 

この中でたき子に与えられた役割は「大いなる富」を達成すること。

 

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さすがオオサカのおばちゃんはがめつい?

ちゃうちゃう( ̄▽ ̄;)

自由には選べないんだってば(*´艸`*)

 

「大いなる富」のゴールの条件としては「1200M以上の富をゲーム終了時に保持している。得た富を十分に利用できる豊かな世界が整っている」こと。

 

よっしゃ!稼ぐでえ(๑•̀ㅁ•́๑)✧ ←チガウ?


あとは手持ちのプロジェクトカードを使ったり、他の人と交換したり譲渡したりして人生のゴール「大いなる富」を達成してゆくという流れよ。

 

「世界の状況」を見ながらプロジェクトを実行

但しなんでもかんでも使えるわけではなく、使うためにはお金時間のほか世界の状況が必要となる。

例えば「新型ウイルスの特効薬開発」を実行するためにはお金800と時間5が必要で、さらに世界の状況メーターの青(経済)が7以上でないと使えない。


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世界の状況メーターとはこれ。


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皆の活動によって世界の状況メーターは刻々変わる。

 

プロジェクトカードを使うことによって得られるものとしてはお金や時間、そして次のプロジェクトカードと意志カード。

つまり「新型ウイルスの特効薬開発」カードを使うとこうなるってことね↓↓

 

《個人の変化》

お金 +800

時間 -2

新たなプロジェクト 青

意志カード 青

(意志カードとはやりがいだったり情熱といった無形の物のことなんだけど複雑になるので説明は端折ります)。

 

《世界の変化》

経済 +1

社会 +1

 

 

ゲームがスタート

さあ、ゲームスタート。

前半の時間が10分足らずしかないと聞き、まずはゴール、つまりお金を稼ぐ活動に精を出すことにした。

席の近い人と2〜3人のチームを組むけれどあまりチームを意識することなく周りの人と交渉することにしたわ(カードは交渉次第で好きなように交換できる)。


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大金を稼ぐための資金が足りなかったので時間を売って交換しプロジェクトを実行。

こうしてお金を増やして行ったの。

 

“環境”の危機

前半を終了すると振り返りの時間が入るんだけど、その時点ではたき子の目標である「大いなる富1200」は達成できていなかった。

そして、世界の状況を見ると緑の“環境”が減っていた。。。たき子が金儲けに奔走している間に世界の環境は悪化していたのね( ;゚Д゚)

 

なるほど。時間を使ってお金を稼いだり、お金を使って時間を得たりするプロジェクトは実行しやすいけど“環境”カードは使いづらいんだね。。。

例えばこの「製造原料を確認しての購入」プロジェクトは、お金と時間が減るのに個人として得られるものは少ない。だから実行されない。


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カードゲームの中の世界は、お金や時間を得ようとすれば環境を犠牲にしてしまうというリアル世界の課題をそのまま映すような途中経過になったの。

 

目標の金額を稼ぐことがこのゲームでたき子に課せられた使命だと思いせっせと荒稼ぎしてきたけど。。。あ、そうだ。1200稼ぐと同時に「得た富を十分に利用できる豊かな世界が整っていること」も目標なんだった^^;

遅ればせながら世界にも貢献しなくっちゃ!!

 

後半がスタートし終了

そして後半がスタート。


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最終的に、たき子は目標以上の金額を達成し状況メーターも皆の頑張りで緑の環境も整ってきた。

だけど、参加メンバーの中にはお金が足りなくて目標を達成出来なかった人もいた。

思わず「お金余ってるから足りない人にあげるって言ったのにー!」って言っちゃったわよ。

だけどそれも現実社会のあるあるなんだろうな。

お金が余っててあけたい人がいるけどその声は届かずお金を必要としている人は声があげられないってありがちよね。

 

そしてゲームの後、各自振り返りを発表してセミナーは終了した。

 

参加者の感想

このゲームには明確な正解があるわけではなく、ゲームによって何をどう感じたかっていうのがポイントなので、今回の参加者の感想を書いてみるね。

 

・達成しづらい目標はもっとオープンするべきではないか

・早い段階で自分の目標は達成したけど、ふとみると世界はえらいことになっていた

・もっとチームとして進めたほうが良かったのでは

・意思表示できない人は取り残される。誰一人取り残さないというSDGsの趣旨が達成できない

・誰かの言葉を耳に挟んでヒントを得た

・一度達成したけど社会メーターを適正にするために身を削った結果、最終的には自分は達成できなかった

・自分自身が満たさせて初めて社会に奉仕できる

・このゲームにはリーダーが必要だったのではないか

・自分はリーダーになりたいと思っている

 

カードゲーム2030SDGsは企業や学校などでも取り入れられているそうで、今回は年齢性別バラバラだったけど、メンバーによって結果は大きく変わってくるのだそう。

どこかの会社の幹部が集まった時は最終的な状況メーターがバリバリ経済に偏っていたそうよ^^;

 

最近では特に中学校でカードゲーム体験会の依頼が増えているんだって。

参加していた方の中にも数名中学校の先生がおられたわ。

 

正直、ゲームのルールがよく理解できていない内に始まり進み終わった感があり、リベンジしたい気がした。

時間もあっという間で、もうちょっと時間頂戴!もっとこうすれば良かった〜!という思いが残ったわ。

でも、現実の時間は戻せないように、よくわからないままに時間が経ちあっと言う間に2030が来てしまうというという焦りも含めて現実を投影しているのかな。

 

カードゲーム体験会の感想はもう少しあるんだけど、長くなったのでSDGsの総括を含めて次回にするわね。

 

カードゲーム2030SDGsについて詳しく知りたい人はイマココラボのカードゲーム2030SDGsの紹介サイトを見てみてね♪

 

簡単なおかず「生春巻き」

本日の家飯は生春巻き。


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生春巻きって何を巻いても良いし簡単なのに手がかかってるように見えて便利(*´艸`*)

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青じそ納豆粉チーズはご飯のない手巻き寿司みたいだった(*´艸`*)

 

便利な常備菜「ザワークラウト」

ちなみに、チーズ&ザワークラウト春巻きも相性抜群だったんだけど、このザワークラウトは手作りしたもの。


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刻んだキャベツに2%の塩を加えて常温発酵するだけで作れるとってもお手軽な常備菜なんだ。

冷蔵庫で数ヶ月もつし、サンドイッチ、お弁当、スープなどなど色々使えるスグレモノよ!


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瓶を消毒しておかないといけないのが唯一手間だけどそれをクリアすれば超おすすめ作り置き惣菜。

今キャベツ安いし、ちょうどザワークラウトをつくるのに適した気温だから気が向いたら作ってみてねー♪