こんにちは、たき子です。
冬の瓜と書きますが冬瓜は夏野菜ですよね。
冬まで貯蔵できるら冬瓜と言うのだそうですが、一旦切ってしまうと早く消費しないと黄色くなったり傷んできたり。
今回はそんな冬瓜の使い切りレシピです♡
給食室の職場環境改善は遅れている
最初の献立は、以前大阪市の小学校給食調理員をしていた時作っていた大阪市小学校給食献立『冬瓜のうま煮』です。
今年はコロナで学校給食が8月まで実施されるのに給食室の中にはエアコンがない所もあって調理員の健康や衛生面で問題があるのではないかというニュースを目にしました。
だけどたき子に言わせれば「何をいまさら」なんだよね〜。
大阪市の例でいくと、職員室には大昔からエアコンがあったよね。
教室には長い間なかったけど、ゆとり終了に伴う夏休み短縮の目的もあり3年前ようやくエアコンが完備されました。
だけど給食室は未だ極暑の中での作業です。
衛生上締め切らなければいけないので揚げ物などしようものなら簡単に40℃超えてしまいます。
火を使うから学校の中でも一番暑い場所なんですけどね。
給食室にエアコンが完備されるのはいつのことやら。
給食調理員は、大阪市の職員から業務委託会社に順に切り替えていますし、限られた予算の中で、大阪市が委託会社社員の健康の事まで慮っておもんくれるかは疑問の残るところです。
熱中症など健康の問題だけではなく、食中毒予防の観点からもエアコンは必須だと思うんですけどね~。
仮にエアコンが導入されても。。。
だけど、仮に給食室にエアコンが設置されたとしてもそれでハッピーかというと話はそう簡単ではありません。
エアコンがあってもつけてはダメだと言われる場合があるんですよね。
エアコンの送風口から埃が飛んできて給食に入ると不衛生だからというのがその理由です。
そういう現場ではエアコンはあるけど午後からの洗浄作業でしか使わせてもらえません。
こうした考え方はたき子の知る限り学校に配置された栄養教諭の考え方1つです。
理解のある栄養教諭だとエアコンを付けられるけど厳しい栄養教諭だとつけさせてもらえません。。。
実は最近、給食調理員時代のチーフと話をしていて給食の仕事に戻っておいでよとラブコールをいただいたのですが丁重にお断りしました。
もうあの過酷な現場には戻れません。。。
かといって保育園はもっと大変だったし、民間のレストランも殺気だっていた店もあるし飲食はどこも悪条件の所が多いですね(¯―¯٥)
さて、本題に入り冬瓜使い切りレシピです。
今回小ぶりの冬瓜を丸ごと買いました。
重さにして1.5㎏。
これで煮もの、スープ、甘酢の3種を作りますね~♪
大阪市の小学校給食再現レシピ『冬瓜のうま煮』
《材料》
冬瓜 600g
豚こま 150g
水 200ml
中華スープの素 小さじ1
薄口醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
生姜 1片
水溶き片栗粉 大さじ2
《作り方》
①冬瓜は皮をむいて種とワタを除き2㎝に切ります。
ダシ汁を煮、1㎝位に切った豚こまを入れて煮ます。
③色が変われば冬瓜を入れ、中華スープの素、みりん、薄口醤油を加えます。
フタをして中弱火で7~8分、冬瓜が柔らかくなりきる直前まで煮ます。煮始めの水分が少なく感じますが、冬瓜は野菜の中でも特に水分の多い野菜です。驚くほど水分が出るので思いきって少な目の水分でスタートします。
④煮えれば水溶き片栗粉を入れてとろみをつけ、最後にすりおろした生姜を入れれば完成です。
淡泊な味の冬瓜に豚の旨味が絡んでパクパク食べられる一品です♪
豚こまをベーコンに変えれば洋風のおかずにもなりますよ~。
次は中国の家庭料理です。
レシピ『冬瓜と豚団子のおかずスープ』
《材料》2〜3人分
冬瓜 500g
ネギ 20g
水 150ml
豚ひき肉 200g
調味料A
塩 小さじ1/2
ごま油 少々
胡椒 少々
紹興酒または酒 小さじ1/2
生姜汁 小さじ1/2
チキンスープ 600ml
塩 小さじ1/2
乾燥春雨 15g
にら 1/3束
《作り方》
①冬瓜は皮をピーラーなどでむき、2cm角に切ります。
春雨は水で戻しておきます。
ネギは細切りにし、水150mlを加えネギ水を作っておきます。
②豚ひき肉にAの調味料を加えて混ぜ、①のネギ水を少しずつ加え粘りが出るよう混ぜます。
元のレシピではネギ水150ml全部加えると言っていましたが、全部加えるとユルユルになってまとまらなかったので適量を加えたほうが良いようです。
タネはかなり軟らかく手で丸めるというよりスプーンで救って湯に落として丸まる程度の軟らかさにします。
③チキンスープを煮上げ、肉団子を入れて色が変わるまで2分ほど煮ます。
④冬瓜と塩を加え、冬瓜が柔らかくなら透明感が手から出るまで5〜6分煮ます。
元のレシピでは肉団子を入れたままでしたが、煮すぎると味が抜けそうなのと肉団子が崩れそうだったので肉団子は引き上げておきました。
⑤肉団子を戻し入れ、ネギ水のネギと春雨を加えてさっと煮、仕上げにニラと胡椒を加えれば完成です。
このレシピは、あさイチで放送された中国料理人、孫成順シェフのレシピにニラと春雨を足してアレンジしたものです。
肉団子の旨味を冬瓜が吸って、熱い冬瓜と団子とスープで暑気払いに良い料理ですよ~♪
しかし。。。出来上がりのこの写真は0点ですね( ;∀;)
ニラに隠れて肉団子が見えないやん~~~!
。。。。気をとりなおして最後の献立にまいりましょう。
最後も孫成順シェフのレシピ『甘酢冬瓜』です。
レシピ『甘酢冬瓜』
《材料》
冬瓜 400g
湯 500ml
酢 40ml
砂糖 50g
塩 小さじ1
鷹の爪 2本
生姜 30g
《作り方》
①冬瓜は皮をむき1×5㎝に切ります。
湯に冬瓜と塩と砂糖を加えて4分ほど煮ます。
火を止めて一煮立ちさせた酢を加え、粗熱がとれれば千切りにした生姜と鷹の爪を加えます。
冷蔵庫で30分以上冷ませば完成です。
食べ頃は5~6時間。
日持ちは冷蔵庫で3日です。
優しい酸味と甘みがほっとする冷たい冬瓜甘酢は箸休めにぴったり。
以上、冬瓜使い切りレシピでした。
今が旬の冬瓜で猛暑を乗り切りましょうね(@^^)/~~~