続おばちゃんDAYS

元給食調理員、現販売員たき子のオオサカのおばちゃんブログです。大学生の息子との二人暮しを楽しんでます

いま特養が入居しやすい?コロナの余波がこんなところにも

こんにちは、たき子です。

 

突然ですが、このたびたき子の母が特養に入居しました。

 

 

 

 

特養入居までの経緯

 

始まりは一昨年の夏。

ナナハンで五島列島へ向かう途中、当時一人暮らしだった母が股関節を骨折したって連絡受けたのよね。

あの時はマジでどうしようかと思ったわ^^;

今から思うとあれはその後の恐るべき骨折ドミノの始まりだったの。

 

最初左脚の股関節を骨折 → 右脚股関節股骨折 → グループホームで転倒し大腿骨骨折 → 入院中に股関節脱臼

 

なんと半年の間に計4回も骨折&脱臼を繰り返し手術したんだよね。

 

4度の手術を乗り越えた後はグループホームで数ヶ月過ごしていたんだけど今度はイレウスで危篤状態。

病院を転々とし看取り目的でI病院に入院したのが去年の9月だったんだ。

ところが看取り宣言された母は緩やかに回復し、このたび退院して特養へお世話になる事になったわけ。

 

覆る特養のイメージ

それまでたき子の特養(特別養護老人ホーム)に対するイメージは決して良いものではなかったの。

薄暗い大部屋に寝かされている感じ?

近所にあった特養の暗い外観もそのイメージに拍車をかけていたかもしれない。

でも、最近建設された特養はそんなイメージを一新するものだった。

f:id:takiko2:20211110111924j:image

広いエントランスにロビー。

通路も居室もゆったり動線を取り車椅子がスムーズに移動できるような設計になっている。

共用リビングは明るく喫茶コーナーからコーヒーの香り。

不潔な雰囲気や匂いは一切ない。

部屋は個室が主でホテルのシングルルームのよう。

一階のリハビリセンターは下手なスポーツクラブより広く、デイサービスのレクリエーションセンターは麻雀を楽しむ利用者の盛り上がる声が響いていた(コロナ前に見学した時のこと)。

 

単純に比較はできないけど、グループホームより特養のほうがずっと快適そう。

例えるならビジネスホテルとリゾートホテルぐらいの差かな。

 

特養の入居資格

そんな特別養護老人ホームなんだけどここで特養の基礎知識を少し。

知っておられる方が多いと思うけど、特養には公金が投入されている以上だれでも入居できるわけではない。

費用は入居者の所得(多くは年金額)によって国で決められているから年金が多い人はそれなりに高くなる。

それでも有料老人ホームやサ高住、グループホームほど高額ではないわ。

 

入居条件としては。。。

・65歳以上で要介護3以上
・40~64歳で特定疾病が認められ要介護3以上
・特例により入居が認められ要介護1~2

 

自治体によって違うけど、たき子の住む大阪市は待機者が多く、これまでは要介護3以上といっても実質的には要介護4以上しか入れなかったの。

。。。というのがたき子が特養についていろいろ調べ見学など行きまくっていた2年前の話だったんだ。

 

ところが今、この入居のハードルが変わってきたらしいの。

 

特養申込みについて

病院から退院を促され特養の申込みをしたのが9月。

我が家の近くにある特養3箇所を申し込んだ。

 

ちなみに申込みは3箇所分用意する必要がある。

保育所のように役所で受付け、第1希望、第2希望というように希望を書いて申込み、判断も特養個々ではなく国が審査して優先順位をつけて、必要としている人にフラットに提供できるようにしてくれれば良いんだけどな。

だって、どこの特養が待ちが多いとか少ないとか利用者にはわからないもの。

 

それに個々の施設の判断だから、介護度が高くても入れないケースがあるの。

聞いた話では暴力をふるう高齢者などは受け入れてくれる所が見つからないのだそうよ。そういうケースは自宅介護か精神科のある病院に入院する選択しかないんだって。

 

え、もう入れるの?

そんなこんなで3セットも書くの面倒だわー、なんてぶつくさ言いながら書類を書きそれぞれの特養に提出した。

 

申込みはしたものの、実際入居できるのは半年や一年、少なくとも数ヶ月先になるだろうと思っていたんだよね。

ところが、ほどなく申し込んだうちの1箇所から面談の連絡があり、あれよあれよと言う間に退院、入居とトントン拍子に事が運んだ。


f:id:takiko2:20211110111941j:image

どうも、入居まで何年も待たなければならないという、かつての常識が変わってきてるみたい。

理由はコロナ。

コロナで原則面会禁止になっちゃうから入居を躊躇し、在宅介護を選ぶ人が増えたのだそうよ。

そう思うと入居待ちが少ないのが良いのか悪いのか微妙よね。

 

面会について

大阪は緊急事態宣言が終わりコロナ感染者と激減したけど、高齢者施設や病院はいまだにほぼ面会できず、できるだけリモートにしてほしいと言われる。

今回たき子の母が入居した特養でも面会はガラス越しの事前予約。

しかも1日1人のみで時間は10分、さらに同じ人が面会をするためには数週間開ける必要があるの。

さらに面会者はワクチン接種必須でワクチン済の証明も持参する必要があるのよね。

それでも病院よりはるかに緩いのでもちろん文句などないわ。

 

油断と過信で介護まっしぐら

母の件では大変ねって言われることが多いけど、自分的には直接介護を担ったわけではないのでそこまでの大変感は持っていない。

むしろ、まだ元気なうちにホームの違いや実体、国の制度などなどを知るきっかけになったのでいざ自分の番がきても慌てなくてすむなって思ってるの。

 

そういう意味で母は最高の反面教師だな。

彼女は健康に気を配らず薬にばかり頼り、ラジオ体操一つもしたことがなかった。

だけどそれなりに長生きしてるって自分を過信してたのよね。。。

それが一度の骨折でドミノのように介護生活へまっしぐらよ。

 

簡単楽ちん筋力アップ方法

脚は本当に大事ね!

そう思い知ったたき子が実践して効果を感じてる簡単な筋力アップ方法を一つ公開しちゃいましょう。

それが階段降り

7月7日に放送されたNHKガッテンでの『筋力☆血圧☆中性脂肪 日常の「逆」にひそむ驚き健康パワー』で、階段は上るよりも下りる方が倍以上も筋力アップ効果があるという調査結果が報告されていたのよね。

たき子が住んでいるのはマンションの上の方の階。

これまで階段を歩いて上ろうと何度か試みたけどすぐに挫折していた。

上るのは苦しいけど降りるなら全然オッケー♪

もう4ヶ月毎日下りは階段を続けてる(1日1回朝出勤のときだけ)。

すると、最近目に見えて脚の筋力が上がったの。

これまでえっちらおっちら自転車で走ってた坂道をすいーっと登れる自分にビックリした(ナナハン以外にママチャリも乗る)。

階段降りは筋力がアップするし骨にも負荷がかかって骨密度アップに一役買うよね♪

 

筋トレ、骨トレとしてはダンスも良いよね。

ダンスしているおば様達の中にはたき子の母と同年代なのにピンシャンしてる人が多い。

お化粧してドレスを着て足にはペディキュア。言う事もやる事も元気すぎて妖怪レベルねって呆れるほど。

どうせ年寄りを生きるならこっちを目指したいなあ!