こんにちは、たき子です。
南の島好きのたき子はいつか南太平洋の島々を旅したいと思い続けてきました。
長年勤めていた会社を退職したタイミングでその夢を実行に移したのはもう20年以上も前のこと。
4ヶ月間に及ぶ南太平洋一人旅の回顧録その⑪はバヌアツのタンナ島です。
バヌアツとは
天国に一番近い島、ニューカレドニアからバヌアツへ。
バヌアツ共和国は、ニューカレドニアとフィジーの間にある小さな島国です。
他の南太平洋の島々の例に漏れずバヌアツのニューヘブリデス諸島は19世紀に英仏2国で分割統治され、奇妙な社会生活を送っていたのだそうです。
例えば同じ罪でもイギリスとフランスでは重さが違うため「フランスの刑務所のほうが厳しいが食事はおいしい」なんていう笑い話もあるほど。
その後1980年にバヌアツ共和国として独立。7月30日の独立記念日には毎年盛大なセレモニーが行われるのだそうです。
ちなみに国名の「バヌアツ」とは“我が国土”の意味ですよ〜。
あのジャンプ発祥地
バヌアツって日本ではあまり馴染みのない国名ですが、聞いたことあるなあ。。。と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
聞いたことのある人の多くは多分これ。
ヒントはペンテコスト島。
わかっちゃった?
そう、バヌアツのヘンテコスト島はバンジージャンプの発祥となったランドダイビングが行われる島なんですね〜。
もちろんたき子も、バンジージャンプをするためにバヌアツへ行った。。。わけではない(*´艸`)
ライトな高所恐怖症なのに絶対無理!
たき子の目的はやっぱり海。
南太平洋で最も美しいビーチと言われているシャンパンビーチがあるって聞いたからには行くっきゃない!!
バヌアツへ
ニューカレドニアからエアバヌアツでバヌアツ入り。
エアバヌアツは国内線かと思うほどの小型機。
座席番号もなく自由席だし。
搭乗ゲートが変更になったアナウンスを今度は聞き逃さなかった。いやー私も成長したもんだ(≧∇≦)b ←当たり前
銀行でミリオンプリーズと叫ぶ
バヌアツはフレンドリーな国民性で、道ですれ違うとハーイと笑顔で挨拶してくれる。
英語が通じるからニューカレドニアのフランス語より遥かにマシなはずなんだけど、やらかした事もあった。
バヌアツの銀行では窓口で引き出す金額を口頭で伝えるんだけど、5万VT(日本円で5万円ぐらい)をキャッシングするのに「ファイブミリオン」って言ってすげー驚かれたの。
マジ?みたいな顔で確認のため窓口のお姉さんが紙に書いてくれたファイブミリオンはいっぱい0が並んでて。。。
ミリオンって「万」じゃないのね?
「百万」のことなんだ(・・;)
日本の感覚で言うと一十百千万だから千の次は万じゃない?
「千=サウザンド」の次の「万」は何だっけって思った時、知ってる桁として「ミリオン」しか思いつかなかったんだよね。。。
つまり、たき子は500万円引き出します!って言っちゃったようなものだったのねヘ( ´Д`)ノ
そりゃあ驚かれるわ(*_*;
うう。。。中学から英語をやり直したほうがいいかしら( ;∀;)
ちなみに、バヌアツの物価は日本と変わらないぐらい高いのよ。
タンナ島へ
首都ポートビラを経由しタンナ島へ。
タンナ島で泊まったキッチン、トイレ、シャワー共同の海沿いのゲストハウスには、バヌアツ支援ため日本の企業から来て近くの港で働いている日本人数名が長期滞在していて、夕食を御馳走になる。
献立はご飯、味噌汁、ひじきの煮物、キュウリの浅漬け。。。わーお!3ヶ月ぶりの日本食やん。
彼らは現地の女の子を雇ってて、日本食を作ってもらったの。
宿の目の前は見事な黒砂のビーチで、写真は泳いでいた島の少年たち。
タンナ島のカバはワイルド
バヌアツでもフィジーと同じくカバを飲む習慣がある。
カバはヤンゴーナという木の根を砕いて水で絞り出した物だと前に書いたけど、タンナ島の伝統的なカバは子どもに木の根を噛み砕かせた物に水を足して作るのだそう(*_*)
さすがにツバ製法で作られたカバを飲む気にはなれないけど、カバ・バー(カバを飲めるスタンドショップのような場所)で出されるカバは普通に作られてるから大丈夫(*^^)vらしい。
ということで、現地の女の子にカバ・バーに連れてってもらう。
現地の人ってすごいよね、夜は外灯がないから真っ暗なのにスタスタ歩くんだもん。
タンナ島のカバは強くて有名らしく、1杯で唇まで痺れたわ〜。
ヤスール火山へ
タンナ島では日本人にヤスール火山へ連れてってもらったの。
ヤスール火山は、世界でもっとも火口に近づける活火山として有名なんだよね。
硫黄の匂いと灰色の煙。
火山石が降ってこないか気をつけてないといけないし、長くはいられない。
地球の原風景のような場所だった。
本当はジュゴンを見に行きたかったんだけどジュゴンへのツアーは高くて(日本円で1万円ぐらい)あきらめたのよ。
行けなかったジュゴンは、レゾルーション湾で会えるんだけど、観光客が来ると地元のおじさんや子どもたちが水をバシャバシャと音を立てて叩きジュゴンを呼んでくれるのだそう。
野生のジュゴンがここまで人間のそばに寄ってきてくれるって世界でも例がないんだって。
ジュゴンは見られなかったけど火山は迫力あったし日本人にも親切にしてもらって楽しく過ごしたタンナ島を後にして、向かったのはシャンパンビーチのあるエスプリッツサント島へと向かいます。
その様子はよければまた遊びに来てくださいね(^.^)/~~~