こんにちは、たき子です。
「ナナハンで訪れるマイナーな大阪」の後編です。
新型コロナによる引きこもりの息抜きで訪れた大阪湾岸エリア。
淀川河口北岸の矢倉緑地でおにぎりを食べたあと、たき子とナナハン(電チャリのニックネーム)が向かったのは大正区です。
大阪の渡し船
かつて大阪は水の都と言われただけあり、多くの水路がはりめぐらされていました。
明治時代に公営となった渡し船は多いときは30箇所を越える渡船場があったそうですが今残されているのは8箇所です。
矢倉緑地のある西淀川区の淀川河口北岸から南岸(USJのある場所)への渡し船があればいいのですが、淀川を渡る船はないのでいったん伝法大橋まで引き返して43号線を南下して此花区へ入りUSJの方角へ走りました。
大阪の地理に詳しい方は、43号線まで戻ってきたならそのまま南下して大正区へ入ったらええやんって思うかもしれませんね。
そう、単に渡し船に乗りたかったんです(*´艸`)
船が好き♡
USJが見えてきました↓↓
平日とはいえ、だ~れもいません。
休園してるのだから当然なのですが周囲のホテルも暇そう。。。
天保山渡船場で港区へ
安治川の河口付近まで走り天保山渡船場にたどり着きました。
見えている観覧車は対岸にある天保山の大観覧車。
船は朝夕以外は30分に1本の出航なんですね。
市民の足だけあって、なんと乗船料は無料なんですよ。
安治川の向こうに見えるのが天保山。
夜は観覧車がライトアップされてきっとすごく良いムードでしょうね~!
コロナ騒ぎが収束したらデートに持ってこいのコースですよ♡
しばらくすると対岸から船がやってきました。
昔はポンポン船って言われていたそうですが、今の船はポンポンなりませんね~。
乗船できるのは徒歩か自転車。
屋根だけで窓はありません。
この日はたき子の他に4~5台の自転車と徒歩の方が2~3人乗船しておられました。
安治川河口の南岸に到着。
着いたそこはもう天保山、港区です。
海遊館も臨時休業。
甚兵衛渡船場から大正区へ
この港区から大正区へ行くにはもう一つ渡し船に乗る必要があります。
その乗り場がここ甚兵衛渡船場。
この尻無川は川幅たったの94m。
橋かけたほうがええんちゃうかと思うほど狭い川幅ですが船のほうが楽しいよね。
乗船時間たったの30秒。
あっというまに対岸の大正区まで着いてしまいました。
対岸(大正区側)の時刻表を見ると朝夕以外は15分おき。
短いながらも楽しい船での移動でした♡
さて、大正区です。
大正区は生まれてから3歳まで住んで縁の地なんです。
おばあちゃんの家があって親戚もいたので20年ほど前まではしょっちゅう来ていたんですよね。
めちゃめちゃ目立たない天満宮
まず寄ってみたのは南恩加島天満宮↓↓
天保7年(1836年)だから184年前に建てられた後戦争で消失。その後再建されたのだそうです。
南恩加島公園(児童公園)内にこぢんまりとしたお社があるだけなので、神社を探して訪れると見つけられないこと請け合います。
毎年7月25日の天神祭には盆踊りが行われたくさんの夜店が出て賑わっていたのですが今はどうなのでしょうか。
リトル沖縄でホルモン焼き
南恩加島天満宮から5分ほど走ると平尾商店街(サンクス平尾)が出てきます。
大正区は沖縄から移住した人が多い地区で、この商店街付近はリトル沖縄とも呼ばれているのだそう。
その中でもここが一番のお目当て宮城ホルモン店です。
子どもの頃お祖母ちゃんちに遊びに来たときいつも叔母の後にくっついてました。
平尾商店街で叔母が買い物する間、ここでホルモン焼きを食べながら叔母を待っていたんですよね。
まだ営業してたなんて嬉しいなあ!
中は薄暗く奥では家族みんなで?ホルモンに串を刺していました。
ホルモン6本、レバー2本を注文するとタレをかけて焼き直してくれます。
じゃりン子チエのチエちゃんがホルモンを焼いている姿をイメージしてもらえればな間違いないかな。
以前はホルモンとレバーだけだったけど今はアブラミとハラミも増えていました。
コロナの影響でイートインできないそうなので、外に出てから一本だけ食べちゃおう♪
美味しい〜!
懐かしい、この味。
千林商店街でも似たようなホルモンをたべられるのですが微妙に違うんですよね。
まさしくこれが幼い頃から食べていた味でしたね〜!
残りは持ち帰って温め直したけど出来たてとは比べ物になりませんでしたね。。。
やっぱりその場で食べないとだなあ。
ここ宮城ホルモン店は月火水曜は定休日なのでご注意くださいね~。
大正区のレトロ銭湯『大正湯』
最後に立ち寄ったのはまたまたレトロ銭湯『大正湯』。
銭湯として特徴的な格天井。
浴室内も湯船はタイルでへりが石造り。
壁のタイル絵は熱帯魚で、めずらしい塩湯があります。
あ~、いいお湯!
ほっこりあったまったたき子ですが、この後思いがけない光景を目にすることになるのでした。
ナゼこんなところに男性が!?
湯から上がって着替え終わった時、60~70代の男性がいきなり女性側の脱衣所に入ってきたんですよね。
あまりにもスタスタと普通に入ってきたもんだからビックリするのも忘れちゃった。
え?
ええーっ?
「こんにちはー」
常連さんに普通に挨拶する男性。
あ、お店の人なのね。
入った時は女性が番台に座っていたんだけど交代したのかな。
そんならまあ。。。いやいやいやいや、いいのか?いいのか〜。。。
トイレの辺りをチェックしてすぐに出て行ったんだけど、いくらお店の人だとはいえ、向こうは気にしないとしても若い女性にはあまりおすすめできないタイプの銭湯であることはお断りしておこうと思います( ̄▽ ̄;)
大正区、やはりいろんな意味でディープでした(*´艸`)