続おばちゃんDAYS

元給食調理員、現販売員たき子のオオサカのおばちゃんブログです。大学生の息子との二人暮しを楽しんでます

『金剛力士に胸アツ♡法隆寺から大和郡山城へ』電チャリ一人旅・初秋の大和編③

こんにちは、たき子です。

 

ナナハン(たき子の電チャリのニックネーム)旅行の2日目です。

 

 

 

 

法隆寺へ

旅行2日目、まず訪れたのは斑鳩町

斑鳩町は平群町の隣町なので、自転車で移動しても近所のスーパーに行く程度の近さだわ(*´艸`*)

 

秋の雲が広がる朝の街におもしろ地名見っけ!


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猫坂

逆光で暗いけど見えるかしら?


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猫坂の地名の由来は、緩やかな猫の背中のような坂だからとか、転んだら猫になるからとか諸説あるそうだけど真意は不明。

 

さて、猫坂を過ぎるとまもなくついたのは鐘が鳴るなり法隆寺


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言わずとしれた世界最古の木造建築よね!


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法隆寺の玄関口である南大門↓↓


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南大門の向うに日本最古の五重塔や中門が見える。

南大門をを入り中門へ。


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自由に入れるのはここまで。

ここから先へ進むには拝観料を支払って法隆寺内部に入る必要があるの。


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でも今回は中へは入らなかった。

法隆寺にはこれまで何度も訪れているし、そもそも夢殿救世観音像(聖徳太子の等身像と伝えられている)などの激アツ物件?を拝めるのは春と秋2回の特別開扉期間だけだから期間外なのよね。

それに今回たき子のお目当ては五重塔でも夢殿でも救世観音像でもなく、中門におわすあのお方たちだから♡

 

中門の金剛力士像

中まで入らなくても会えるわ〜♪

ということで中門に近づきましょう。


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いたいた♡

そう、たき子が会いたかったあのお方たちとは金剛力士

右の阿形(あぎょう)と左の吽形(うんぎょう)↓↓

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法隆寺の金剛力士像はこれまた日本最古の金剛力士像。

いずれも粘土で作られており作者は不明なのだそう。

 

よく見ると向かって右側の阿形(あぎょう)は口を開けている。

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これは「物事の始まり」を表す「阿(あ)」という言葉は口を開けて発音するから。

 

向かって左側の吽形(うんぎょう)は口を閉じているわよね。


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「物事の終わり」を表す「吽(うん)」は口を閉じて発音することから来てるんだって。

 

仏教が生まれたインドの言葉からきているそうだけど日本語のあいうえお順も「あ」で始まり「ん」で終わるから関連があるのかな。

 

「阿(あ)」と「吽(うん)」は宇宙の始まりと終わり、陰と陽。

つまり万物の一切を表すのだそうだけど、よく見ると愛嬌のある筋肉男子よね♡

ちなみに「阿吽(あうん)の呼吸」という言葉もここから来ているそうよ。

。。。以上、知ったかしてみたけど、実は今回調べて初めて知ったミニ知識でした(*´艸`*)

 

大和郡山へ

金剛力士くんの胸筋を堪能した後は北上。

目指すは大和郡山よ。

途中広々とした敷地に黃緑の建物が。

 

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何かのテーマパークかと思ったら味覚糖の工場だった。

 

地図をもらいに箱本十三町観光案内所へ寄ると、3名のボランティアガイドのおじさま達が寄ってたかって見どころを教えてくれた(*´艸`*)


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こちらは大正時代の洋館、元杉山小児科医院↓↓


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中には入れなかったけど階段の手すりにはアールデコ風の装飾が施されているのだそう。

当時、城下町に一軒だけハイカラな洋風建築はさぞや目をひいただろうな。

 

ランチは石州麺

ランチは郡山城の横にあるやまと郡山城ホール1階のレストランカステッロへ。


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ボランティアガイドのおじさまに郡山名物料理を聞いたところ教えてもらったのがこの店の「石州麺(せきしゅうめん)」だったんだよね。

石州麺は「慈光院 石州麺」とも呼ばれ、奈良時代から伝わる平麺の製法に改良を加えて慈光院(大和郡山市小泉にある寺)の懐石料理に出された麺。その幻の麺をよみがえらせようと料理研究家・奥村彪生さんが古文書を参考に再現したのがこの石州麺なんだって。

油を使わず吉野葛などを練り込んだ石州麺は秋田名産の稲庭うどんの元祖ともされているのだそうよ。


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この店の石州麺を使ったにゅうめんは温かく具は山菜やカマボコなどシンプル。

石州麺自体は平たくて太めの素麺みたいな麺で、つるつると喉越しが良いわ。

 

郡山城跡へ

石州麺を食べたカステッロから道路と線路を挟んだ向うに見えるのが郡山城跡


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郡山城跡は筒井順慶築城に着手し豊臣秀長(豊臣秀吉の弟)が整備拡張した城よ。


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追手門を入ってすぐの場所にある城址会館は奈良県立図書館を移築した明治時代の有形文化財。


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お堀の周りはうっそうとしている。

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整備されすぎていないのが好きだなあ。

天守台が見えてきた。


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内堀の中には神社がありその奥に天守台が。


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天守閣はない天守台だけど、大和の国が見渡せる絶好のポイントよ。

こちらは東側↓↓


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写真奥の左寄り禿山みたいに見える薄い緑の山が若草山でその左には東大寺。

 

こちらは南西側↓↓


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大阪方面ね。

 

天守台の北側石垣にはさかさ地蔵

 

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奥の下向きに地蔵の顔があるのがわかるかしら。

この説明書きにも書かれているけど郡山城の石垣には転用石材が多く使われているんだって。

石材が不足しているのに築城を急いだため、寺院の石塔、石仏、臼なども使用されたのだそうでその一つがこのさかさ地蔵。

仏さんまで石垣に使っちゃうなんて城に対する執念がスゴイなあと思いながら郡山城を後にした。

 

以上、2日目は1日目の地味観光とは一転し、観光の王道、法隆寺そして郡山城でした♪

 

残すところ半日どこを回ろう?

明日香は遠すぎるしやっぱり奈良駅方面かな?

法隆寺の金剛力士像も良かったけど、東大寺南大門の金剛力士像も大好きなのよね。あの運慶と快慶作の惚れ惚れするほどツヤツヤ輝く肉体美がたまらないわ♡(謎の金剛力士像好き)

 

だけど次に訪れた場所が面白くて結局、東大寺まで足は延ばさなかったんだ。

ということでこのシリーズまだ2回続くのでよければまた遊びにきてね〜♪