こんにちは、たき子です。
カオハガン旅行回顧録の3回目です。
カオハガン島とは、フィリピンのセブ島沖に浮かぶ東京ドームほどの大きさの島の名前です。
30年近く前、この島を買った一人の日本人がいました。
たき子と当時小学年生だった息子がこの島を訪れたのは7年半前の事。
何もなくて豊かな島 そんなカオハガン島で過ごした数日間の回顧録、その③です。
約束していた島民が来ない?
カオハガン2日目の朝、ハコフグ漁に連れて行ってもらうため朝の7時に島民と母屋で待ち合わせていました。
ところが。。。あれ?誰もいない。
外国人って時間にルーズなのかなあプンプン!(ㆀ˘・з・˘)
とっくに7時過ぎてるやん、7時。。。。。( ゚д゚)ハッ!
やっと、気づきました。
たき子の携帯電話の時計、時差を補正し忘れていて、待ち合わせより1時間早い6時に来ていたんです。
なーにが外国人は時間にルーズだ!ええ加減なこと言うな〜!
ほんとごめんなさいです!☆\(-.-メ)
ココナツを食べちゃおう
待ってる間ココナツを食べることに。
写真の↑↑ココナツは、村の商店で買った物。
この乾燥したタイプのココナツは外皮をはいで売られているので、慣れれば扱いは簡単なんです。
まずココナツのてっぺん?のくぼみに穴開けてストローをさして中のジュースを飲みます。
そのあと大きめの石で思いきりシバけば、この通りパッカーン。
食べるというよりしがむ感じかな。
この白いココナツを削って絞るとココナツミルクで乾燥させるとココナツフレーク。
生で食べると消化に悪くお腹を壊す人もいるというけど気にせず食べちゃう(*´艸`)
ちなみに、乾燥していないフレッシュなココナツの中身はいわゆるナタデココです。
見ると、落ちてきた3個のココナツに子供たちが群がって取り合ってました。
風が強いため自然に落ちてきた物なのか?
でもなぜ落ちてくるタイミングがわかったんだろう。。。
誰かもしくは何かが椰子の木に登っていたのか?
でも、こんなふうに待ち構えてるところに落ちてくればいいけど、落ちてきた実が頭にぶつかって死ぬ人もいるのだそう。
みんなも椰子の木の下を歩くときは要注意してね!
ハコフグ漁でギョギョギョ大漁
約束通り7時にやってきたのは俳優の坂口憲二似のジョゼフ。
ハコフグ漁というと大層に聞こえるけど、実際にはこの通り浅瀬でのシュノーケリング漁。
砂に体半分隠れているハコフグを探し、先にゴムのついたモリをビュンッと放ってハコフグを突くんです。
ギョギョギョッ!
ちっちゃくって可愛らしいハコフグちゃんが、水面にあげられてぷうっと怒っていますね~。
捕れたハコフグを入れる船。
発砲スチロールに網が取り付けられています。
息子は最初なかなか獲れなかったけど、コツをつかむといっぱい獲れるようになりました。
ジョゼフと息子2人で合わせて50匹ぐらい獲れたかな〜。
獲れたハコフグはジョゼフがお持ち帰り。
スープにして食べるんだって。
この体験も200ペソ(約400円)。
とってもリーズナブルですよね~。
漁の帰りに出会った島民が獲ったハコフグ。
島民はみんなこうやってその日のおかずを調達しているんですね。
カオハガン滞在中の食事
この日のお昼ご飯は。。。なんだろう、これ?
オムレツとサラダとポテトと何かのお肉?
フレッシュなココナッツジュースも飲むことにしました。
食事は3食とも母屋でオーナーやゲスト全員揃って食べます。
島には食堂なんてないから母屋で食べる以外の選択肢はなく、メニューも決まってて選べないのですが、美味しいので全然オッケー。
フィリピン人の女性シェフはとっても腕が良くて何を食べても美味しいんですよね。
炒め物や煮物、揚げ物、マリネなどが大皿で運ばれてきて自分のお皿に取って回してゆく形式。
写真奥にあるのは息子が気に入って毎回飲んでいたカラマンシージューズ。
ちなみにカラマンシーはシークワーサーに似た柑橘類のことですよ~。
食事を取る母屋の足元にはランス(オーナー崎山さんの飼い犬)が寝っ転がってます。
散髪も島民に依頼
お昼ご飯を食べた後、息子の髪が伸びていたのでカットしてもらうことにしました。
島民は散髪上手なんだそうです。
散髪屋などないところでは全て自分たちでやるのでしょうから器用になるんでしょうね。
ちなみに、この散髪代も200ペソ(約400円)。
切った髪はほったらかしです(*´艸`)
そして、やはり足下にはランスが。
ランスは子どもが好きなのか、気づくといつもそばにいるんですよね。
ココナツほうき作り
髪がさっぱりしたところでココナツほうき作りを体験させてもらうことにしました。
まず椰子の葉をナタで切り落としてくれます。
ランスが切り落とした葉の上でお昼寝。。。どいてくださ~い(*´艸`)
それから小刀で葉を1枚1枚削いで、芯のような部分だけを残します。
どんどん溜めた芯を束ねて縛り、刃先をナタで落とせばココナツほうきの出来上がり。
2本分のココナツほうきを作るのに1時間ぐらいかかりました。
出来たての箒は鮮やかな緑色だけど翌日には枯れ葉色になりました。
検疫にも引っかからずに日本に持って帰れましたよ。
ココナツほうき作りを教えてくれた女性は42歳。
上は20歳から下は生後5ヶ月まで9人の子持ちなんだってΣ(゚Д゚)
なんて子だくさん。。。
ココナツの葉で作った眼鏡で遊ぶ女の子が可愛いなあ。
生活に欠かせない椰子の木
帰国後、息子は夏休みの自由研究を「ココヤシの利用方法」というタイトルで提出しました。
カオハガン島にはいたるところに椰子の木が生えていて椰子は生活に密着しています。
葉はこんな風にほうきや家の屋根になるし、幹は硬くて家具や食器になり、樹液は酢になり酒にもなり、実はもちろん食用や石鹸。
ココナッツ1本あれば生きていけるというような事を教えてもらったんです。
その自由研究は廊下に貼り出されたのですが、それを見た校長先生がカオハガン島の事を知っていて「一度行きたいと思ってるんですよ」と声をかけられたらしいです。
波打ち際で獲った魚を捌く島民。
内臓は海に流し食器も波で洗い合理的です。
サキバーから見る満月の海
この日はサキバーの開店を依頼しました。
「サキバー」とは崎山さんのバーの略。
ゲストの依頼で不定期に開かれる飲み屋といったところでしょうか。
後からすぐ行くから、先にサキバーの場所に行っておいてねと崎山さんに言われました。
道案内させるから、と。
道案内してくれたのはなんと犬のランス。
後からツブ(ツブも崎山さんの飼い犬)もやってきます。
流木のベンチに腰掛け海を見ながら飲むお酒。
サキバーから見えるのは満月の空と海。
ただただ静かで美しいカオハガンの夜でした。
以上、カオハガン旅行の2日目をお読みいただきありがとうございました。
3日目はまた違った楽しみ方をしてきました。
その様子は次回、よければまた遊びに来てくださいね(@^^)/~~~