こんにちは、たき子です。
ナナハン(たき子の電動アシスト自転車のニックネーム)旅の後半です。
春の瀬戸内海編、コンセプトは「春の瀬戸内海をうららかに走るよ♪」。
今回は愛媛県の今治です♪
揚げたて手作り天ぷら
愛媛の松山をから今治へ向かう途中見つけたのは“てづくりかまぼこ”の文字。
この店は菊間にある大岡蒲鉾店。
愛媛名物のじゃこ天はあいにく売り切れていたのでゴボ天とえび天を1枚ずつお買い上げした。
ちなみに、こっちではさつま揚げの事を“天ぷら”って呼ぶのよね(大阪でも同じ)。だからここで言う“天ぷら”っていうのは衣をつけて上げる天丼に乗ってるやつのことじゃなくて“揚げ蒲鉾”のことよ。
ゴボ天もエビ天も弾力強い!
プリプリとして甘みがあって美味しいわー。
しかも肉厚なのにどちらも120円とリーズナブル♪
菊間からは景色を眺めながら今治へ。
何だこれ?
何で大根が土に突き刺さってるんだろう?
何かのまじない!?
菜の花畑にも遭遇した。
一面の菜の花畑とまではいかないけど、広々した畑にドドーンと菜の花が植えられていて、ちょうど見頃で素敵だった(*^^*)
他にもレンゲ畑やアスファルトの隙間に咲くスミレ。
上方落語ではよく春の野を行く賑やかな一行の描写が出てくるの。
“レンゲ、タンポポの花盛り。麦が青々と伸びた中を菜種の花が彩っていようという本陽気。その中をやかましゅう言うてやって
来る、その道中の陽気なこと”
高座ではこの台詞の最後“陽気なこと”を合図にお囃子が鳴り響くの。噺の中でも一番ウキウキする楽しいくだりよ(*^^*)
たき子と相棒ナナハンの二人連れだから賑やかとはいかないけどね、気分はそんな感じ。
愛媛の玄関口・今治市へ
話が脱線しちゃったけど、そうこうするうちにやってきました今治市。
今治は愛媛の北部にある都市。
今治港からは瀬戸内海を跨いで広島に行く船も就航している愛媛の玄関のような場所よ。
今治タオルも全国的に有名よね!
町並みはところどころ昭和な感じで懐かしい。
これは今治港近くの商店街のそばを流れる水路↓↓
短い橋が狭い間隔でいくつもか架けられてるの。
富士山のタイル絵「宝来温泉」
今治では宝来温泉っていう銭湯に入っておきたかったんだ。
もう8年ほど前になるんだけど、当時小学6年生だった息子と息子の友達とたき子の3人で夏休み来たの。
その時は尾道からしまなみ海道をサイクリングで渡って今治へ着き宝来温泉に入ったんだよね。
宝来温泉は壁に富士山のタイル絵が描かれているレトロな銭湯よ。
富士山の銭湯素敵よねえ!
全国的にも銭湯は激減しているし、富士山の壁絵か描かれた銭湯も少なってきているから貴重かもしれない。
地元の人に人気の焼き鳥店「鳥林」
お湯に浸かってサッパリした後は今治名物の焼き鳥を食べに鳥林を訪れた。
鳥林は地元の人に教えてもらった人気店で、ここへも前に息子たちと来ているの。
今治の焼き鳥は独特なスタイル。
「串に刺さっていない」
「鉄板で焼き上げる」
という2大特徴があるんだよね。
普通焼き鳥っていうと専用の長方形のコンロでくるくる回しながら焼くじゃない。
ところが今治では串に刺さずに鉄板で焼くの。しかもアイロンみたいな重しを押し付けながらジューッっと。
この方法だと早く出来上がる事から“せっかち”と言われる今治人の気質に合い広まったのだそうよ。
その今治の焼き鳥がこちら。
注文したのは人気の皮。
ぐりぐりとした食感が良く噛むほどに味わい深い。
焼き鳥にはトロリとした甘ダレが添えられている。
そのまま食べるのもよし、ちょんちょんしながら食べるのもよし。
こちらはせせり。
せせりもやはりぐりぐりと噛みごたえがある。
今治の焼き鳥は一片が小さくしっかりした食感が信条なので、串を持って焼き鳥をグイッ!ジューシーな身から肉汁がほとばしる。。。というタイプではないけど独特の美味しさが癖になるなあ。
後はこれは外せないのがせんざんき。
せんざんきはからあげの事。
アッツアツでジューシーで美味しい!
揚げたての骨付きせんざんきをアチチと手で持って食べていると、カウンターの隣でやはり青年がせんざんきを食べていた。
青年は一人で来ていて、息子くらいの年で、少々なよっとしてて。。。そして骨付きせんざんきを箸で食べようと頑張っておる。
熱くて手で持てないのかな?
それとも手で食べないように躾けられているのかしら。
隣のおばちゃんはお行儀悪く手づかみでごめんなさいね(*´艸`*)
以上、鶏皮、せせり、せんざんきに生中でしめて1630円と超リーズナブル。
美味しくてリーズナブルな焼き鳥とせんざんきを胃袋に落とし込み、翌日のしまなみ海道横断にむけてのパワーをチャージした今治の夜でこざいました。