こんにちは、たき子です。
今回も前回に続き大阪市小学給食献立です。
今回はヘビロテされる和風の煮物ですよ~。
いろんな献立名で登場する和風の煮物
大阪市小学校給食では、少し材料や材料の配分が違うだけで基本はほぼ同じという和風の「煮物」なるものが存在するの。
献立名を拾い上げてみると…
・鶏肉と野菜の煮物
・鶏肉とあつあげの煮物
・あつあげと野菜の煮物
・じゃがいもと野菜の煮物
・じゃがいもと野菜の含め煮
・牛肉とあつあげの煮物
・豚肉と野菜の煮物
・豚肉とじゃがいもの煮物
・豚肉と里いもの煮物
・豚肉と大根の煮物
・一口ごぼう天と大根の煮物
・一口ごぼう天と野菜の煮物
・赤棒天と野菜の煮物
・牛肉とじゃがいもの煮物
・牛肉と野菜の煮物
・鶏肉とこんにゃくの煮物
・鶏肉とじゃがいもの煮物
・鶏肉と里いもの煮物
・里いもとこんにゃくの煮物
・里いもと野菜の煮物
・豚肉とこんにゃくの煮物
・豚肉と赤平天の煮物
・豚肉と一口がんもの煮物
・鶏肉と一口がんもの含め煮
・含め煮
・筑前煮
似たような材料とレシピの煮物がざっとこれだけ見つかった。
これ全部、和風だしで煮た醤油味の煮物よ。
例えば「筑前煮」は、鶏肉と野菜を先に炒めるという違いがあるけど出来上がりはよく似ているし、「関東煮」は“おでん”を意識した煮物だからうずら卵が入るし竹輪が入ることもある。
そして上記のほぼ全てに人参が入っているの。
人参はカロテンをお手軽にとれる優秀食材だものね。
それから玉ねぎも人参の次に多く入ってる。
後は高い確率でこんにゃく、三度豆があり、じゃがいも、里いも、ごぼう、干ししいたけなどが多く使われるかな。
冬場は大根やレンコン、白菜など。
野菜以外では厚揚げや練り物、がんもどきなどが入ることもあるわ。
時には「含め煮」と言うようなざっくりしたネーミングも。
含め煮?いったい何を含めて煮るんだと突っ込みたくなるけど、材料は豚、じゃがいも、大根、人参、三度豆、しめじ。。。といたって普通の煮物なのよね。
子ども達には「また?」って言われるけど
こうした煮物が一ヶ月に2回くらいは登場する。
特に子ども達に嫌われる献立ではないけどワクワクもされない^^;
おもしろいことに、同じような煮物でも肉じゃがは人気があるんだけどね。
今日の給食何?と聞かれ、肉じゃがと答えると「やった!」、煮物と聞くと「あれかー」という反応。
牛肉の威力は強いのかなあ。それともイメージ?
そんな子ども達には「またか~」と思われがちな献立だけど、そういった物ほど大人になってみると懐かしくなること請け合い。
そんな大阪市小学校給食風『和風の煮物』のレシピをどうぞ~♪
大阪市小学校給食再現レシピ
『和風の煮物』
《材料》4人分
鶏肉(モモまたはムネ) 1枚
つなこん 1袋
さつま揚げ 1袋
じゃがいも 2~3個
人参 1/2本
玉ねぎ 1個
しめじ 1/2株
だし汁 カップ2
薄口醤油 大さじ2
濃口醤油 大さじ3
砂糖 大さじ2
塩 小さじ1/2
酒 大さじ1
《作り方》
①鶏肉は一口大に切り、酒で下味をつけておきます。つなこんにゃくは下茹でします。
②だしをとり、鶏肉、こんにゃくを入れて煮、皮をむき一口大に切った人参、玉ねぎ、じゃがいもの順に入れてアクを取りながら煮ます。
③じゃがいもが半ば柔らかくなれば砂糖、塩、薄口醤油、濃口醤油の順に味をつけます。
④いしづきをとったシメジと、一口大に切ったさつま揚げを加えます。
⑤全体が煮えれば完成です。
《ポイント》
・学校から配布される標準献立表では味は最後につけると書かれていますが、途中で入れた方が染み込みやすいです。こんにゃくも野菜の後に入れるとありますが、味がつきにくいので、早めに入れるほうが馴染みやすいです。
・完成後フタをしてしばらく置いておくと味が染み込みやすいです。
・食材は小さめに切り、仕上がりは上品すぎず少し煮崩れるくらいのほうが給食風になります。
今回は、適当な材料で給食風に作りましたので、もし作ってみようと思われるなら、材料は好きなもので試してみて下さいね。
但し、玉ねぎと人参、こんにゃく(つなこん)は入れたほうが給食感が出ますよ~。
標準献立のレシピは公開されている
大阪市の小学校は、作り方や材料が詳しく書かれた給食献立表を児童に配布しており、大阪市のホームページでもそれを見れば作れるの。
実は給食調理員に渡される作り方もほぼ同じものなのよ。
献立表を見ただけではわかりづらいコツなど交えながら、これからも何回かに渡りご紹介していこうと思っているからまた遊びに来てね♪